藤本漢祥院の理念
藤本漢祥院は理念をもって患者さんの治療にあたっております。
新中国の中医学を理論的基礎とし、そこに日本古来の鍼灸法の優れた点を融合させた治療を実践しております。
初診時には、入念な問診・望診・聞診・脉診・舌診を行い、それを院長とスタッフが検討、意見交換し、「証（西洋医学では診断名）立て」を行い、「弁証論治（治療方針）」の後、実際に治療をおこなうという手順です。
また、治療後は効果の判定を通じて、病気になった真の原因を解明し、それに合わせた的確な養生指導をおこないます。
内経・素問・霊枢・傷寒論等の時代から受け継がれてきた真理を、臨床を通して確認し、院長・藤本蓮風の独自の理論をその上に発展させ、臨床追試によってそれを確固たるものにしています。
また古くからの伝統を継承しつつ、かつ現代的な理論に基づいて治療しております。
治療手法は、著しくツボの数が少ないのが特徴ですので、どなたにも安心して受診していただけます。
当院が実践している少数穴による治療法では、ツボの持つ性質が明らかになり、施療に使ったツボが有効か無効を容易に判定することができます。
鍼もたくさん打てばいいというものではなく、反対に、ツボの数が多いと治癒力を分散させ、かえって治療効果を妨げになると考えるからです。
このような少数穴治療により、診断→弁証→治療→評価→診断のやり直し→再診断→再弁証・検討→治療→効果判定という、治癒に至るシステムの構築が可能になり、理想的な治療がおこなえます。
藤本漢祥院院長 藤本蓮風
症例
当院での症例が、東洋医学の専門誌「鍼灸ジャーナル」に
「北辰会・難病診療シリーズ」として掲載されています。
第1回 2008年9月 vol.04
p32−39
乳癌多発性骨転移の1症例
第2回 2008年11月 vol.05
p25−31
肝性胸腹水の1症例
第3回 2009年1月 vol.6
p34−41
進行膵癌の1症例
第4回 2009年3月 vol.07
p27−35
鍼治療が奏功した非結核性抗酸菌症の2症例
第5回 2009年5月 vol.08
p38−45
遺伝性球状赤血球症の1症例
第6回 2009年9月 vol.10
p33−41
鍼治療が奏功した甲状腺腫瘍の1症例
第7回 2009年11月 vol.11
P35−41
C型肝硬変末期に鍼灸、漢方薬治療を併用した1症例
第8回 2010年1月 vol.12
p35−41
鍼灸治療が著効した崩漏と喀血の2症例
第9回 2010年3月 vol.13
p35−41
大発作にも少数鍼治療が劇的に奏効した重症持続型喘息の1症例
第10回 2010年7月 vol.15
p33−42
前立腺癌骨転移の激痛に鍼治療が奏効した1症例
第11回 2011年3月 vol.19
p36−41
悪性リンパ腫に鍼治療が奏効した1症例
第12回 2011年7月 vol.21
p36−41
フィッシャー症候群に鍼治療が奏効した1症例
第13回 2011年9月 vol.22
p33−40
関節リウマチ同病異治の1症例
第14回 2012年3月 vol.25
p29−35
von willebrand(フォン ヴィルブランド）病による鼻出血の症例
第15回 2012年9月 vol.28
p35−41
気管支拡張症の1症例
著書
院長藤本蓮風が50余年の鍼灸師経験で培った技術と実績と功績を書籍に集約
筆跡にみる心の壁
たにぐち書店
舌鑑弁正 訳釈
たにぐち書店
臨床というもの
たにぐち書店
臨床というもの 2
たにぐち書店
鍼狂人の独り言
メディカルユーコン
鍼1本で病気がよくなる
PHP出版 – 2009/11/26
鍼灸臨床能力 北辰会方式 実践篇
緑書房
鍼灸臨床能力 北辰会方式 理論篇
緑書房
胃の気の脈診―図解鍼灸脈診法
森ノ宮医療学園出版部
臓腑経絡学
アルテミシア
藤本 蓮風(著)、奥村 裕一(著)、油谷 直(著)
鍼灸治療 上下･左右･前後の法則―空間的気の偏在理論その基礎と臨床
メディカルユーコン
体表観察学―日本鍼灸の叡智
緑書房
藤本蓮風 経穴解説 （韓国語版）
Fish Wood
藤本蓮風 経穴解説 増補改訂新装版（日本語）単行本
メディカルユーコン
アレルギーは鍼で治す!―アトピー・花粉症・ぜんそく・リウマチ・
森ノ宮医療学園出版部
鍼の力―知って得する東洋医学の知恵
緑書房
CD-ROM十二経絡図譜電子版
(Windows版)
鍼灸医学における実践から理論へ パート4 いかに弁証論治するのか その3
たにぐち書店
東洋医学の宇宙―太極陰陽論で知る人体と世界
緑書房
弁釈鍼道秘訣集―打鍼術の基礎と臨床
緑書房
針灸舌診アトラス
緑書房
藤本 蓮風(著)、平田 耕一(著)、山本 哲齊(著)